PSE委員会第5回幹事会・研究会を以下の期日にて開催しました。
1.日 時:2023年2月17日(金)13:00 – 17:00
2.場 所:オンサイトとオンラインのハイブリッド
オンサイト:ワイム貸会議室 お茶の水
〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台2-1-20 お茶の水ユニオンビル4F<アクセス>
オンライン:(接続先情報は参加予定者に別途通知)
オンサイト | オンライン | |
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第1部 | 委員のみ参加可 | 委員および法人会員企業社員※ |
第2部 | 委員のみ参加可 | 参加不可 |
3.研究会:テーマ 「プラント運転の高度化」
デジタルトランスフォーメーションによるプラント運転の高度化が急速に進んでいる。第1部では、次世代生産制御システム構築のためのOpen Process Automation(OPA)、CO2削減のためのエネルギーマネジメントシステム、デジタル技術によるプラント運転の高度化についてご講演いただく。第2部では、プラント運転の高度化をテーマに、オンサイト参加者のみで一歩踏み込んだ議論を行う。
<第1部>オンサイト,オンラインのハイブリッド開催
13:00-13:05 開会あいさつ
山下 善之 分科会長
13:05-13:10 PSE Asia 2022参加報告
京都大学 加藤 祥太 氏
13:10-14:00 「Open Process Automation (OPA) システムの実現と
アーキテクチャ」
横河電機 浦谷 崇弘 氏
[概要]OPAは、標準規格を活用することでOTとITが統合された次世代の生産制御システムを創造する取り組みであり、それによる設備投資、運用コストの削減を目的としている。OPAの標準規格の策定とその利用推進を目的とした業界団体であるOPA Foundation (OPAF)が設立され、100社を超えるプラント事業者、システムインテグレーター、サプライヤーが参加している。現在、ExxonMobilをはじめとしたOPAF参加企業にて実証試験 (Testbed)プロジェクトが実行されており、横河電機はシステムインテグレーターとしてOPAシステム構築の実績を積み上げてきた。本講演ではOPAの概要および、それを実現するシステムの具体的なアーキテクチャについて説明する。
14:00-14:10 休憩
14:10-15:00 「エネルギーマネジメントソリューションENEOPTによる
持続的なCO2削減への貢献」
アズビル 岩本 聡一 氏・野原 亮 氏
[概要]エネルギーマネジメントソリューションENEOPTでは、CO2
削減に持続的に貢献するソリューションサービスを提供している。その概要や実績とともに、代表的なアプリケーションであるボイラ、タービン、発電機より構成される動力装置向け動力最適化システムについて紹介する。動力最適化では、装置を構成する複数機器の特性差を利用した機器の最適負荷配分及び複数燃料使用時の最適燃料配分などによりCO2排出量最小化を実現する。最適化システム導入における課題とその解決策として、現場における受容性を高めるための取組み、各機器の蒸気、電力発生に関わる特性差を表現するためのモデル構築及び機器特性が変化した際の対応を中心に紹介する。
15:00-15:10 休憩
15:10-16:00 「三菱ケミカルにおけるプラント運転高度化の試み」
三菱ケミカル 小畑 博司 氏
[概要]三菱ケミカルではデジタル技術を活用したリモート運転やデジタルツインをはじめとした拡張現実の導入検討に着手した。ここではプラント運転の高度化に寄与すると期待している技術のうち、実プラントへの導入を検討している技術を紹介する。
<第2部>オンサイトのみ
16:00-16:10 休憩
16:10-17:00 討論
オンサイト参加者のみで,一歩踏み込んだ議論を展開する.